「葵上」あらすじ

光源氏の正室である左大臣の娘「葵上」は、正体不明の物怪に取り憑かれたため
重い病の床にある。
その正体を知るため、照日の巫女が梓の弓を鳴らして物怪を呼び寄せると、
葵上の枕辺に現れたのは六條御息所の生霊であった。
光源氏との華やかなりし日々、そして愛を失った今の嘆きを綿々と述べ、激しい感情の
高ぶりのままに、葵上を打ちすえて姿を消す。

一方、葵上の容態が悪化したことで、左大臣邸は強力な法力を持つ横川の小聖を招き、
加持祈祷により六條御息所を退散させようとする。
祈祷により生霊から鬼女の姿に変化を遂げ、葵上の命を今まさに取らんとする六條御息所。
しかし、小聖の祈りで鬼女は心を和らげ成仏し、物語は幕を閉じる。

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