福澤諭吉と北里柴三郎―近代史上の慶應医学部―

2025年5月10日(土)14:00~16:00(13:30開場)

来往舎 シンポジウムスペース

 

医学をめぐる官学との激突!北里柴三郎の苦境に手を差し伸べた福澤諭吉、日本の学問のあり方をめぐる物語。

 

 

新しいお札の顔の一人、北里柴三郎。
北里柴三郎がドイツで世界的な研究者となって帰国した後に、数々の不遇が降りかかりました。

その窮地に手を差し伸べた福澤諭吉。

恩義を感じた北里は無給で医学部長、病院長を引き受け、慶應医学部の設立に至ります。

近代社会における官と民の相剋を視野に、慶應の歴史や、近代日本の社会における医学の政策などについて、ご講演いただきます。

世界の秩序/常識と思われている事がさまざま覆されている混迷深き今だからこそ、未来へのヒントを得る機会にしてください。

 

講師:都倉武之(とくら・たけゆき)

慶應義塾福澤研究センター教授
福澤諭吉記念慶應義塾史展示館副館長

2002年慶應義塾大学法学部政治学科卒、大学院法学研究科政治学専攻博士課程、武蔵野学院大学専任講師を経て、2007年慶應義塾福澤研究センター専任講師。また2021年慶應義塾史展示館副館長。専門は近代日本政治史・政治思想史、メディア史。著書に『メディアとしての福澤諭吉』(慶應義塾大学出版会、近刊)。

参加費:無料(要申込)

対象:塾生・教職員・塾員、一般(どなたでも)

企画・運営:津田眞弓(経済学部教授)・日本文化研究会

主催:慶應義塾大学教養研究センター 日吉行事企画委員会(HAPP)

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